乳がん再発予防の治療をしていたら、子宮内膜増殖症疑いと診断されました vol.2

処置室で子宮内膜を剥がす手術が始まる

それにしても、前回乳がんの手術したときは、ドクターXさながらの、ものすっごい大きな手術室だったのに対して、今回は「処置室」という名前の通り、小さなスペースで手術が行われる

もうね、普通に婦人科検診されるときの、あの小さなお部屋

そして、座るのに毎回嫌悪感を感じる、例の足を開く椅子とカーテン…みたいな↓

それにしてもこのスペース、結構狭いので、点滴つけながら入ると、処置を行う先生2名、看護師さん、私とで結構ギュウギュウな大きさ🥺

そして「それじゃあ、静脈麻酔入れていきますね」という先生の声が聞こえてくる。

…と思ったら間もなくフワーッと意識が遠のき、起きたときはすでに処置も終了。
ベッドの上。

どうやら手術から2時間ぐらい、ぐっすり寝ていたらしい。
ちなみに下腹部には鈍痛、多分結構大きめなナプキンがつけられている様子。

すると程なくして、処置した先生が来て、こう話す。

内膜が取りきれず、完全な検査ができなかった

婦人科の先生

今回、できる限り全方向から内膜を掻き出したのですが、一部内膜が固くなってしまって剥がれない部分がありまして…。
なので、この後検査に出しても、100%問題ないと言い切れない形になってしまうかと思います。

と告げられる。
え…マジで…と思ったのも束の間、麻酔薬による恐ろしい吐き気が。

おえぇ…

私、麻酔薬との相性が激悪なもので、乳がん手術の後も吐き気がやばかったの😭
そのせいで、正直術後の説明もちゃんと聞けず、ただただ吐き通すこと5時間。

帰宅するまでに何度も襲ってくる吐き気と戦い、22時ごろやっと帰宅。
(家に着いた瞬間、落ち着いたのか、最後の嘔吐がくる始末。本当、麻酔苦手🤮)

と、手術のその日は辛かったものの、次の日からは下腹部と子宮口あたりの刺すような痛み、あとは生理3日目くらいの出血程度で、あとは比較的普通に過ごすことができました。

それにしても今回の検査(というかほぼ手術)。
もう少し楽な内容と思っていたけど、個人的には結構辛かった。

できればもうやりたくないな…と思うけど、きっとタモキシフェン飲んでいる限り、今後も定期的にやんなきゃいけないんだろうなぁ😖

一週間後に検査結果を聞きに行く

どうでもいいけど、検査結果行くときって本当憂鬱。
毎回、聞きにいきたくないよーと、逃げ出したくなる😣

と、そんな不安を払拭するように、先生からの言葉は

「大丈夫ですよ、今回、悪い結果は出ませんでした」とのこと。

良かったぁぁぁ…!!!

乳がん告知のときのことが走馬灯のように蘇りながら、特に問題ないと書かれている、検査結果にホッと胸を撫で下ろす。
(先生曰く、今回全部内膜は取れなかったけれど、そこまで心配するような結果ではないので、安心してくださいとのことだった)

そして最後に、エコーで現在の内膜の状態を確認し、それで終了かと思いきや…。

婦人科の先生

内膜肥厚は問題ないのですが、ポリープのようなものが映っているのが気になりますね。
おそらくタモキシフェンの影響によるポリープだと思うのですが。。
この薬を常用していると、厄介なことにエコーに映りにくい形のポリープができちゃうんですよね。

え、、一難去ったと思ったら、今度はポリープですか…?

婦人科の先生

今後妊娠を望まないのでしたら、経過観察でもいいと思いますが、そうじゃないのであれば、MRIで詳しく見て、必要であれば内視鏡手術をお勧めします。

…ねぇ、この戦い、まだ続くの😨?

なんで妊活に踏み出そうとすると、こんなに何度も壁が立ち塞がってくるの…?

先日の検査手術も、たった1日ではあったけど、なかなかに辛かったし、何だかすごく心が疲弊してしまった。

もし、内視鏡手術をするとなると、2泊3日の入院になるという。

心の中に「本当にそこまでして、妊活していく必要あるのかな……」そんな言葉が浮かんでくる。

この7〜8年、ずっと子どもが欲しいと思っていたから頑張りたい気持ちはある。
病院は「まだグレードの高い受精卵も2つ残ってますしね!」と言ってくれる。

だけど……
妊活を諦めて、自分の身体を大事にして生きていくのが正解なのか。
それとも自分の身体にもう少し無理をさせて、欲しいと思っていた妊活に打ち込むのが正解なのか。

でも43歳になるしなぁ。
子どもが生まれて、手一杯になったら、きっとまた無理な生活してしまいそうだし。

もしかしたら、諦めるという選択肢も、ここまできたらありなのかもしれない。

その選択をしたら、幸せそうなファミリーを見ても、もうイライラしないかもしれないし、友人の子どもを見ても「羨ましい」と思わないかもしれない。

自分で「諦める」を選んだんだから。

。。。

とはいえ、まだその選択をすぐに決められず、とりあえずポリープの有無を確認するため、MRIの検査の予約を入れ、次回の通院予約を入れてこの日は終了。

MRIは造影剤を入れての検査

乳がん検査の時は「うわー!MRIだー!!すごいー!!」なんて一喜一憂(?)していたけど、ここ最近の検査続きに、MRIも慣れたもの。

今回は造影剤を入れての検査だったので「また点滴か…」と少しテンション下がりつつも、無事に検査を終え、また婦人科へと検査結果を聞きにいく。

結果は、予想通りポリープがあった。
(写真にはうまく写ってないけど、こんな感じで見せてくれた)

しかも結構いっぱいブツブツーっと。
なんかザクロみたいですね⭐︎と言ったら、先生が苦笑していた)

ちなみに先生曰く、タモキシフェンを飲んでいる限り、定期的にこのザクロ状ポリープができちゃうらしいので、妊活希望なら、胚移植する前に内視鏡手術をしてから、人工授精に進むのが良いと説明を受けました。

なので、今回はすぐ手術することもなく、経過観察で終了という流れでした。

乳がん手術が終わった後も続くいろんなトラブル

…ということで、今回正直特にオチも何にもないんですが(?)乳がんに一回かかると、なんやかんやとトラブルが続くんだなぁ…と思った一件でした。

女性ホルモンってなくなると、こんなにも体に影響を及ぼすのね😢

そんなわけで、これからも色々検査と向き合いながら、頑張っていこうと思います🫠

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紗巴美ネイリストライター
ネイリストとして勤務後、ライターとして16年の歴を持ち、ネイリスト目線での情報発信に努める。また、デザイナー歴20年。
JNECネイル検定1級、パラジェル、ベラフォーマジェル ディプロマ取得。
2022年9月に乳がんと宣告され、部分摘出。現在42歳。
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