目次
今回はがん告知を受けた後のことについて、書いていこうと思うんですが。
ショックが大きくて、ほとんど覚えていない
とはいえ、告知を受けた後すぐのことは正直しっかり覚えておらず、ただただショックで診察室を出た瞬間、一気に涙が溢れてきたのだけ、記憶に残っています。
先生が今後の治療方針について説明をしてくれていたはずなんだけど、それもボーッとしてしまっていて、あまり覚えておらず。
(気持ち的にはカッコつけて、談笑混じりにお話は聴いていたのだけど、驚くほど全然頭に入ってこなかった😨)
そう言った意味でも、告知の日は可能なら自分1人で行かないことをおすすめします…と思いました😭
告知を受けたあとは、そのまま腫瘍マーカーをはかるための血液検査を行い、その後転移の確認をするためにMRIとCTを撮影するようにと伝えられました。
ちなみにMRIとCTは病院内でなく、メディカルスキャニングという外部機関を通して行う方がスピーディーとのことだったので即予約をし、その日にMRIの撮影を行いました。
(1週間後に通院が控えているので、それまでに両方撮影しないといけない)
ということで、この日は会社の休みを午前だけ取っていたのだけど、急遽お休みする旨を伝え、一気に両方の撮影に🚶
とはいえ、MRIとCTの撮影は24時間以上空けないといけないそうなので、CTはまた別日で予約を入れました。
ちなみにこのときの私の行動と心情
- 「やばい会社に迷惑をかける!」と仕事先に癌、手術のことを連絡
- そもそも粘液がんって何?…と、とにかくググる。しかし情報が少なく不安になる
- 実家に電話。心配させぬよう、気丈に振る舞うつもりが母の声を聞き涙が止まらなくなる
- …そういえば、手術代とかいくらぐらい掛かるんだろう?と不安に。そしてググる
特に②はみんな陥りがちだと思うのですが、ぶっちゃけいくら調べても自分が求めてる答えはわからなく、調べれば調べるほど不安に襲われました。
だって「粘液がん」で検索→
おとなしい癌だけど転移すると普通の癌と一緒と書かれてる→転移していたらどうしよう→どのくらいの確率で転移するの?→転移について調べ続ける…とエンドレス検索。
「乳がん」と検索→
関連キーワードに「生存率」と出てくる→「今後死ぬ可能性も視野に入れるの?」と不安に→乳がんの生存率について調べまくり、どんどんメンタル不安定。
…と、とにかく乳がんについての知識が乏しいから、調べれば調べるほど、怖くなってくるんですもん😢
実は、乳がんとわかった際、すぐに主治医の先生が「今後のことは、ここにまとめて書いてあるから」と言ってファイリングを渡してくれていたんですが…。
申し訳ないことに、それを読むのも忘れ、とにかく検索に没頭してしまったのを覚えています💦
今思えば、このファイルを見れば、この先のことはすべて書いてあったのに(先生ごめんなさい!)。
勝手に不安になって勝手に検索して、そしてさらに勝手に不安が大きくなるという、ドツボに嵌っていました。
しかも今回私がなった、乳がん(粘液がん)って、乳がんの中でも3%の人しかならないという稀有な癌ゆえに、全然情報がなくて。検索しても検索しても、同じ情報しか出てこないんですよね。(それもあって、今回しっかりブログにも書き残そう!と思った次第なんですが😅)
メディカルスキャニングでMRI
さて、話がだいぶ逸れましたが、MRIを撮るために、メディカルスキャニングへ移動。
メディカルスキャニングでは、まず問診票を書き、医師との面談。
その後、点滴で身体に造影剤を点滴で入れて、行っていくという流れでした。それにしても、今日は血液検査といい、点滴といい、1日の注射が多い…😫
注射嫌いなのにな…。。今後、手術などもあるし、さらに点滴や注射が増えるのかな…と落ち込みながら、MRIのベッドに横たわりました。
そういえば、MRIの胸の検査は、胸の形に穴の空いたベットにうつ伏せになって撮影するんですよ😳
いつもと違う体制でのMRIにちょっとドキドキしつつ、全部で1時間くらいでMRIの検査は終了となり、その日は帰路につきました。(検査自体は20〜30分ほどだったので、前後の説明も含めて1時間程度)
しかし、さすがに宣告を受けた初日。
びっくりするぐらい、この日はすべてのことにやる気が起きず、家のことも仕事も放置して、家でふて寝をしてました🛌
(しかも気づくと泣いている。もしくは「乳がん」について何かしら調べて落ち込む、メンタル激不安定🌀)
そんな中、癌を伝えた会社のメンバーからもらったメッセージが本当にありがたくて。。
「大丈夫!癌は治る病気だから!」「ステージ1で見つかったなら、平気だよ!私の周りでも、今元気にしている人いるよ!」など、温かい言葉に勇気をもらい、必死に自分を奮い立たせました。
次はCTを撮りに行く
そして後日。今回も造影剤を身体に入れて、CTの撮影。
そういえば、CTの場合、造影剤を身体に入れて撮ると造影剤がCTに反応して、身体が熱くなるらしく。しかも最後に熱くなるのはお尻の穴なんだとか😳(人によっては漏らしたのか!?と思うらしい。笑)
看護師の方が「これは血管を造影剤が通り、最終的に行き着くところがお尻だからなんですよー」と説明してくださったけど、いざそれを聞くと、謎のワクワク感(?)が襲ってくる。
「マジかー!!お尻の穴が熱いってどんな感じだろー??」と思いつつ検査は進行。
確かに最後に「おぉ!」という熱さを感じ、CTは終了。(期待しすぎていたようで、思ったほどは熱くはなかった。笑)
先日のMRIに比べてCTは1時間もかからず、スッと終わった印象でした。
その後「体調の違和感などないですか?」と聞かれ、特に何もなかったので、お会計をしようとすると、なぜかやたらとくしゃみが出る🤧
それを見た看護師の方が「くしゃみも副反応のひとつで何か問題があるといけないので、少しここで休んでください」と。
細かいところまで見てくださって、優しいなぁ…😢と思いながら、一旦待機。血圧などを測りながら、お水をいただき、世間話をしたりしまして😅
結果、その後なんの不調も出なかったので、その日は終了しました。
そこから1週間後に転移の結果がわかる
私個人としては、この転移の結果が出るまでの1週間が一番辛かったですね…。
やめて…どうか、どうか転移だけは…!!って必死に願ったもん😭
という感じで、まだまだ続きます🙏
乳がん記録(3ヶ月分)をまとめて見る場合は↓から
乳がんブログ目次
- 乳がん(ステージ1)の診断を受けた話-vol.1
- 「乳がん」と告知されるまでのことを振り返る-vol.2
- 転移確認のため、さらに検査は続く-vol.3
- 転移確認の結果と手術内容について-vol.4
- 手術2週間前の精密検査のお話-vol.5
- 乳がん急成長の原因と入院前のチェックリスト-vol.6
- 乳がん入院から手術の流れ-vol.7
- 乳がんの手術から退院後までの生活について-vol.8
- 手術から2週間後、病理検査の結果を聞きにいく-vol.9
- 取っただけでは終わらない。これから10年、癌と付き合っていく-vol.10
- 乳がんになって、気になったことQ&Aまとめ-vol.11
- ホルモン治療1ヶ月後の様子と、乳がんブログの最後に-vol.12
- 乳がんによる乳房部分手術から約5ヶ月経って-vol.13
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